注目製品

一液性・常温硬化型・特殊抗菌抗ウイルス剤配合

シリコーン系ウイルス不活性化コート剤

3500-抗ウイルスコート+

3500-抗ウイルスコート+は、Si-O(シロキサン)結合をベースとする1液性・湿気硬化型無機コート剤で、従来の抗菌コート剤の課題であった、コート層の表面でも抗菌・抗ウィルス性を発揮できるように設計されているのが特長です。フリー・コートですが、塗布後は、水滴が残らないように布等でよく拭き上げ、塗り広げて使用します。硬化塗膜は、撥水、離型性、防汚性、耐候性や耐薬品性などに優れたハード皮膜を形成する速硬化型の乾燥コート剤です。

特長

3500-抗ウイルスコート剤+ 画像

性状

外  観クリア
比  重0.8±0.005

塗装条件

塗装方法スプレー、刷毛・ローラー、Dippingなど
膜  厚約0.2μm
塗 布 量10ml/m2
塗料粘度9~10秒/HIS NK-2
ガン口径1.3~1.5㎜φ
空 気 圧0.3~0.4MPa(3~4kgf/cm2
指触乾燥20~30分でアルコール成分が揮発すれば乾燥
常温乾燥皮膜形成硬化:1時間
強制乾燥加熱硬化も可能です。例えば、70~80℃では10分程度。(*引火性に注意)

塗膜性能

試験項目試験条件試験結果
硬  度三菱鉛筆ユニを使用1-3H
付着性試験2㎜方眼100個作成、セロテープ剥離テスト100/100
耐衝撃試験JIS K 5600-5-3 落球試験に準ずる。300g×500㎜(直径25.4㎜)異常なし
耐酸試験5%硫酸水溶液スポットテスト、23℃×6時間異常なし
耐溶剤性ラビングテスト(500g荷重/10往復)異常なし
1)エタノール異常なし
2)トルエン異常なし
3)メチルエチルケトン異常なし
耐温水性40℃温水浸漬、100時間異常なし
耐汚染性油性マジック(黒、赤)乾布拭取り異常なし
カーボンブラックにて汚染、汚染面と非汚染面の色差⊿E=0.5以下
耐候性サンシャインウェザオメーター(2000時間) 光沢保持率80%以上
耐冷熱サイクル60℃×3hr ⇔ -20℃×3hr (10サイクル)異常なし
耐塩水噴霧性35℃、5%食塩水、500時間異常なし
体積抵抗率JIS K6249に準拠、Ω・cm4.0×1015
絶縁耐圧KV/0.1mm5.8
抗菌・
抗ウイルス性
技術資料試験結果参照
RoHS
指令物質
含有せず

※素材:ボンデ鋼板 膜厚:1~3μm 硬化条件:80℃×30分乾燥後、室温下で5日間放置

※上記数値は参考値であり、規格値ではありません。

施工実績例 2020年9月時点

施工実績:羽田空港
羽田空港
施工実績:エイベックス本社ビル
エイベックス本社ビル
施工実績:ポニーキャニオン新社屋
ポニーキャニオン新社屋
施工実績:JR西日本関連
JR西日本関連
施工実績:タカラスタンダード全国ショールーム
タカラスタンダード
全国ショールーム
施工実績:トヨタ系カーディーラーショールームとノベルティー
トヨタ系カーディーラー
ショールームとノベルティー
施工実績:東急電鉄関連
東急電鉄関連
施工実績:津山市役所
津山市役所
施工実績:神戸文化ホール
神戸文化ホール
施工実績:津山市文化センター
津山市文化センター
施工実績:津山郷土博物館
津山郷土博物館
施工実績:津山市スポーツ関連施設
津山市スポーツ関連施設
施工実績:津山市の各小・中・高校各保育園、各幼稚園
津山市の各小・中・高校
各保育園、各幼稚園
施工実績:岡山県美術館
岡山県美術館
施工実績:美作大学及び関連施設
美作大学及び関連施設
 

その他:
●銀行や信用金庫・・・数行で導入評価中
●行政/公共施設・・・豊島区役所などで導入検討中
●マンション管理・・・東急コミュニティーなど
●店舗・・・スーパー、居酒屋、レストラン、フィットネスなど多数
●医療用手術着や白衣、手術シーツにコーティングして使用
●ホテル・・・多数
●オフィスビル・・・多数
●病院・・・診療所クラス多数
●工場・・・車両Teir1工場など

※2020年9月は約1トン出荷しているため、おおよそ、10万m2施工されたものと推測されます。

Q&A

Q.3500-抗ウイルスコート+、リスクオフを使用する目的は?
A.感染の原因として飛沫感染、空気感染、接触感染がありますが、接触感染を大幅に減らすことを目的にしております。まず、そこに付着しているウイルスをアルコールで不活性化、その後、コート層に付着したウイルスを不活性化、その効果が持続しますので、本液をコーティングしておくことで、その都度、消毒することとは違って、切れ目なく、接触感染の防止が可能となります。
Q.成分は何ですか?
A.シリコーン、アンモニウム塩化合物をエタノール・ベースのアルコールで希釈した成分内容となっております。
Q.成分の大半を占めるアルコールは、どのようなアルコールを使用していますか?
A.消毒用に使われる変性アルコールと呼ばれるもので、エタノール比率が60%以上、他にIPAとプロパノールが少し含まれていますので、このアルコール成分だけでも、そこにいるウイルスや菌を消毒できることになります。
Q.アンモニウム塩化合物とはどういうものですか?
A.一般的に抗菌・抗ウイルス剤として使用されている四級アンモニウム塩の1種です。これを改良して、抗菌・抗ウイルスの効き目を引き上げ、加えて、安全性を高くなるように改良したものになります。
Q.専門業者に頼まなくても、誰でも塗れますか?
A.一部を除いて、誰でもいつでもどこでも塗れます。もちろん、業者に依頼しても良いのですが、幼児・小児等を除いて、ほとんどの一般の方にご使用いただけます。
Q.何に効きますか?
A.ウイルス類、菌類、カビ類の不活性化に効果があります。ただ、すべてに効くわけではありません。インフルエンザウイルス類、ネコカリシウイルス類、大腸菌類、緑膿菌類、クロカビ類には効果があることを確認しております。
Q.どういう仕組みで効くのですか?
A.ウイルス等がコート層に付着すると、コート剤に含まれる特殊アンモニウム塩化合物がウイルス類を引き寄せ、ウイルスの鎧であるエンベローブ膜を破壊し不活性化させる仕組みです。
Q.新型コロナウイルスにも効くのですか?
A.新型コロナウイルスでの試験ができておりませんので、明確に効果がありますとは言うことができません。ただ、新型コロナウイルスと同じエンベローブ膜を持つウイルス類では不活性化効果があることを確認しておりますので、新型コロナウイルスにも効果があるのではないかと推測されます。
Q.どれくらいで効きますか?
A.新型コロナウイルスは、金属や樹脂の表面に付着すると、長い場合は2~3日生存することが報告されています。3500-抗ウイルスコート+、リスクオフでコーティングしておくことで、付着した大半のウイルスを10数分で99%以上、不活性化させ、接触感染リスクを低減します。
Q.持続性はありますか?
A.一般的な屋内で、ほとんど手などで接触しない使用環境では3ヶ月程度の持続性があります。コート層が剥がれることがもっとも効果がなくなる原因になりますので、手などでの接触頻度が多い場合、接触力が強い場合はコート層が剥がれやすいので、抗ウイルス効果を維持するためには、早めに塗り直す必要があります。
Q.表面硬化とはどういう意味ですか?
A.本製品は消毒液のようにアルコール分が揮発してなくなるものではありません。放置時間によって、表面硬化、深部硬化、ガラス化の3段階の硬化ステップを踏みます。本液を塗布して塗り広げると、アルコールが揮発したあと、常温でおおよそ20-30分程度で表面が硬化し、さらっとした抗ウイルス・コート層を形成します。
Q.硬化時間とはどういう意味ですか?
A.表面がさらっとしたあと、そのまま放置しておくと、おおよそ12時間~24時間で、シリコーン成分の反応が進み深部まで硬化し、強固なコート層になります。つまり、表面硬化しただけではコート層が弱く接触頻度が多かったり、接触力が強いと剥がれやすい状態ですが、硬化すると剥がれにくくなります。剥がれにくくなるまでの放置時間が硬化時間になります。
Q.硬化のどの段階で使用できますか?
A.液浮きがなくなるまで塗り広げると、抗ウイルス・コート層としては問題のない状態です。ただ、手などの接触によって剥がれやすさにに違いがあるだけです。表面硬化では剥がれやすく、深部硬化まで進むと剥がれにくくなっている段階で、ガラス化まで進むと剥がれにくさだけでなく耐擦傷性が向上します。
Q.どれくらい塗れますか?
A.表面が平滑で染み込まない金属やプラスチックの場合の目安は10-15m?になります。表面が凸凹していたり、染み込むような場合は使用量が増えます。
Q.使用方法は?
A.布、キッチンペーパー、ティッシュなどに染み込ませて塗り広げるだけです。スプレー容器などに移し替えてドアノブや手すりに直接、吹きかけて、布、キッチンペーパー、ティッシュなどで塗り広げることもできます。
Q.塗布すると、どれくらいの期間、効果がありますか?
A.一般的な屋内の環境で、人の手などがほとんど接触しない場合は、ウイルス不活性化コート層自体の効果は、約3ヶ月あります。ただ、頻繁に手などが接触する場合は、ウイルス不活性化コート層自体が剥がれてしまうため、どれくらいの頻度で手などが接触するかによって有効期間が異なることになります。
Q.家庭と商業施設、介護施設、医療機関、オフィスでは塗布回数が異なりますか?
A.例えば、一般家庭の場合ですと、恐らく1ヶ月に一回、商業施設や店舗、オフィスの場合は接触頻度によって、1週間に一回~2、3日に一回など。医療機関や介護施設などは接触感染リスクが非常に高く、感染させないようする責任が大きいので、安全サイドに立って、毎日、塗布した方が良いとも言えます。
Q.どれくらいの頻度で使用すれば良いか、分かる方法はありますか?
A.もし、ここのドアノブや手すりはどれくらいに一回塗布すれば良いのか、正確にお知りになりたい場合は、有効期間を判定できる指示薬を用意しております。指示薬を使って、まず、どれくらいの頻度で塗布した方が良いのか確認して下さい。
Q.どういう物で拭き上げれば良いですか?
A.塗布する場所によって、タオルやマイクログラスファイバー、ウエスなどの繊維、キッチンペーパーなどの不織布、ティッシュやキムワイプで拭き上げて下さい。ガラスの場合はマイクログラスファイバーを使うと余分な液を吸ってくれるのできれいに拭き上げられます。床の場合はクイックルワイパーのようなものに不織布を付けて使うと便利です。凸凹した床はモップを使うと便利です。
Q.拭き上げるときに使った布などは再度、使えますか?
A.洗剤で洗うことで使えなくはありません。アルコールと抗菌・抗ウイルス剤で大半を不活性化しているとはいえ、感染リスクを減らす意味においては使い切りの方が良いので、家庭で使用する場合、介護や病院で使用する場合、ドアノブで使用した場合、トイレで使用した場合など、使用した場所、使用する環境によって決めてもらうことになります。
Q.塗布後、拭き上げなければどうなりますか?
A.硬化が非常に遅くなり、塗布した部分がぬるぬるした状態が長く続きます。例えば、床に塗布してぬるぬるした部分があると、滑りやすくなりますので、液浮きがなくなるまで塗り広げ、拭き上げを行なって下さい。
Q.抗菌・抗ウイルス層の膜厚はどれくらい?
A.本液を塗布し、布等で拭き上げ、塗り伸ばして、液浮きがない状態で硬化した場合、おおよそ0.2μと、非常に薄いコート層の膜厚みになります。
Q.抗菌・抗ウイルスの効果がなくなるときはどういう場合でしょうか?
A.抗菌・抗ウイルスこうがなくなる場合は、抗菌・抗ウイルス・コート層が剥がれて脱落したときになります。手などの接触、清掃やアルコール消毒の際の布地との接触によって擦れてコート層がなくなれば、抗菌・抗ウイルス効果は完全になくなります。不活性化コート層が残っていれば、時間の経過によって抗菌・抗ウイルス効果は低減して行きますが、抗菌・抗ウイルスは多少なりとも残っております。
Q.抗菌・抗ウイルス性能が残っているかどうか確認できますか?
A.指示薬を使用して、抗菌・抗ウイルス・コート層の上から滴下、或いは、ティッシュなどに染み込ませて塗り付けると青白く発色し、抗菌・抗ウイルス性能が残っているかどうか分かる仕組みをご利用下さい。青白く発色した上から本液を塗り重ねると発色は消えます。
Q.抗菌・抗ウイルス層が残っているかどうか確認できますか?
A.抗菌・抗ウイルス・コート層が剥がれているかどうか確認する方法は開発中です。コート層がどの程度剥がれているのか、膜厚みがどれくらいあるのか、抗菌・抗ウイルス効果があとどれくらいまで持つのかまでは分かりませんが、現時点では、指示薬を使用して、抗菌・抗ウイルス性能が残っているかどうか分かる仕組みをご利用下さい。
Q.どれくらいの頻度で重ね塗り・塗り替えすれば良いでしょうか?
A.使用される場所や環境によって異なってきます。例えば、ドアノブと、壁の顔の位置より高いエリア、トイレ周りだと、ドアノブへの塗り重ねを一番早く行うべきになります。どれくらいの頻度で手などが接触し、コート層を剥がすのかを考慮する必要があります。トイレ周りではどれくらいの人が使用してどれくらいの間隔で掃除するのかによりますが、掃除するときが重ね塗り、或いは、洗剤で洗い流してから塗り直しのタイミングでしょう。また、家庭のドアノブと施設や店舗の塗布時期の間隔は異なります。家庭では1ヶ月に1回、ドアノブに重ね塗りだとしても、店舗などでは接触頻度が多くなるので3日に1回かもしれません。あとは、安心をどの程度担保するかによっても異なってきます。例えば、医療機関や学校、介護施設のようなクラスターや感染者を絶対に発生させないことを念頭に置いている場合、それらのドアノブでは不活性化コートの重ね塗りが1日1回になるのかもしれません。つまり、例えば、屋内で直射日光が当たらず手などの接触もほとんどなければ抗菌・抗ウイルス効果は約3ヶ月ありますので、TPOに応じて3ヶ月に1回~1日1回の間で、回数を変えて使っていただくことになります。
Q.抗菌・抗ウイルス層の上から重ね塗りできますか?
A.本液が硬化したときの不活性化コート層の膜厚みは、おおよそ0.2μmと薄いため、重ね塗りが可能です。重ね塗りすることで、抗菌・抗ウイルス効果が再び初期の状態に復活しますので、再コートは有効的です。重ね塗りするときのポイントは、古いコート層の上には、不活性化したウイルス類や埃、ゴミ、皮脂汚れなどが付着しておりますので、アルコール消毒と同じようにアルコールで拭いて表面をきれいな状態にしてから重ね塗りすることをお勧めします。
Q.抗菌・抗ウイルス層の上からアルコール消毒作業ができますか?
A.本液が硬化したあとの不活性化コート層の上から、アルコール消毒作業ができます。消毒作業でタオルなどの布地で拭き上げる力や回数でコート層が剥がれると、不活性化コート層の抗菌・抗ウイルス効果がなくなりますので、ポイントは、消毒作業は本液が硬化してから行なうこと、消毒作業の際に力を入れ過ぎないこと、消毒作業回数を減らすことが、不活性化コート層の剥がれを抑えることになります。不活性化コートすることは、消毒作業を減らしても消毒作業以上の効果を継続させる目的でもありますので、消毒作業は不活性化したウイルスや汚れを拭き取る程度にされてはいかがでしょうか。
Q.新型コロナウイルスにも効くのでしょうか?
A.新型コロナウイルスでのテストは行なっておりませんので、効果があるかどうかは検証してみるまでは不明ではありますが、新型コロナウイルスと同じエンベローブを持ち、この類のウイルスに対して不活性化効果があれば、新型コロナウイルスにも同様の効果が期待できると言われている、インフルエンザウイルスやネコカリシウイルスでは効果を確認しております。
Q.すべての菌やウイルスやカビに効くのでしょうか?
A.すべての菌類、ウイルス類、カビ類に効くわけではありません。菌類では大腸菌や黄色ブドウ球菌、カビではクロカビ、ウイルスではエンベロープという膜を持っているインフルエンザウイルスやネコカリシウイルス、従来型コロナウイルスには効果がありますが、エンベロープという膜を持たないウイルスへは効果が小さくなります。
Q.不活性化とはどういう意味ですか?
A.名前の通り、活性がなくなることですが、死滅するウイルスもあり、死滅はしていないが感染させる能力がない不活性の状態のウイルスも存在しています。
Q.三滅とはどういう意味ですか?
A.成分から考えて、消毒に使用されているエタノール・ベースのアルコールを含んでいるので本液を塗布することでアルコールに接触したウイルスの大半は数秒で死滅するわけなので瞬滅。そのあと、硬化してガラス化皮膜を形成しますがこの皮膜自体はウイルス不活性化の性能はありませんが、菌やウイルスを増殖させない制菌効果があります。加えて、抗菌・抗ウイルス剤である、特殊なアンモニウム塩化合物を含んでいるので、コート層の表面に接したウイルス不活性化できるので撃滅、そして、この効果が持続しますので、いつでも接触したウイルスは鬼滅することになります。三滅の方程式で塗布した瞬間から長く持続します。
Q.作業上の注意点は?
A.アルコールが揮発しますので吸い込まないように作業して下さい。上半身より上の位置にコートする場合は、眼に入らないよう、蒸気を吸い込まないように、スプレーではなく、布などに染み込ませて拭き上げることをお勧めいたします。
Q.作業安全上の注意点は?
A.アルコールは眼に対して刺激性があり、シリコーン成分は常温で皮膜形成し、アンモニウム塩も毒性がないわけではありませんので、眼や粘膜には付着しないようにすること、誤飲しないこと、皮膚に接触しないように注意する必要があります。本液をコート作業するときは、ゴーグル、マスク、手袋などの保護具を着けて作業することをお勧めします。
Q.手指消毒用に使えますか?
A.手指消毒用ではありません。謝って手指や皮膚に付着しても、直ちに、影響があるわけではありませんが除去することに越したことはありません。
Q.手や皮膚に付着しましたが大丈夫でしょうか?
A.弱アルカリ、弱酸性、中性クリーナーや石鹸で水洗して頂ければ除去できます。また、そのまま放置しても、皮膚から出る脂で自然に除去されます。皮膚に、赤みや痒みが出た場合は、皮膚科を受診下さい。
Q.スマホやガラスに使えますか?
A.使用できます。ポイントは、液浮きがないようによく塗り広げることと、そのあと、くもりがないようによく拭き上げることです。本液は、滑り性を良くし、塗り広げやすくするためにシリコーン成分が添加されています。背景が黒色など濃い色の場合、シリコーンがもやっとくもりの原因となりますが、よく吹き上げることで、このくもりは無くなります。また、シリコーンは油性なので、皮脂を吸い寄せやすく、ときどきもやっとくもることがありますが、この場合も、よく拭き上げてもらうことでくもりはなくなります。
Q.ATMやタッチパネル、自動販売機のボタンに使用できますか?
A.一般的な操作性に問題なく使用できます。ポイントは、液浮きがないように塗り広げてもらえれば、塗って20-30分もあれば表面が硬化して表面がさらっとしています。
Q.車に使用できますか?
A.使用できます。車内では、本革以外でアルコールに影響を受けない材質であれば使用できます。液浮きがなくなるまで、よく拭き上げ、硬化させてからご使用下さい。とくに、ハンドルは液浮きがあると滑りやすくなるので、もし、滑りやすいと感じた場合は、クリーナーで除去して下さい。また、計器類やカーナビでは、くもりが消えるまでよく拭き上げることと、何度か操作していると皮脂分を吸い寄せてくもりが生じ醜くなることがありますので、その際は、再び、くもりがなくなるまでよく拭き上げて下さい。車のドアノブなどに塗布しておくと抗菌・抗ウイルス性能が出ます。また、本液の硬化後の硬度は鉛筆硬度で1-3Hあり、撥水性、耐擦傷性、防汚性がありますので、抗菌・抗ウイルス効果を兼ね備えたボディコートとしても使用できますが、常に、直射日光が当たるので、車内に比べて、抗菌・抗ウイルス効果の減少スピードは速くなります。直射日光のあたるエリアでは、早めに重ね塗りし、抗菌・抗ウイルス性能を復活させることをお勧めします。
Q.紙や壁紙に使えますか?
A.アルコールによって影響を受けなければ使用できます。直射日光があたる場所では稀に少し黄変する場合があるのでご注意ください。
Q.繊維に使えますか?
A.本液が染み込んだとき、濡れたような感じのシミにならないかどうか注意していただければ、ほとんどのカーペットやカーテンに使用できます。本液を染み込ませれば副次作用として撥水性が付与され、防汚性能が向上します。
Q.ハンカチやタオル、枕や寝具に使用できますか?
A.抗菌・抗ウイルス剤を配合しておりますので、顔や肌を拭くようなハンカチやタオル、長時間、顔が接触している枕には使用しないで下さい。シーツや毛布では直ちに影響はありませんがお勧めしません。
Q.玩具に使えますか?
A.ほとんどの玩具にも使用できますが、アルコールによって変質する材質には使えませんので、問題がないか端部で試してからご使用下さい。また、幼児が口に入れる恐れのある玩具には直ちに影響はありませんが使用しないで下さい。
Q.フローリングや樹脂タイル床に使えますか?
A.使用できます。床にコートしておくことでウイルスを含んだ埃が舞ってそれを吸い込み感染するリスクを低減することに有効です。本液をモップや雑巾に染み込ませて使うこともできますが、クイックルワイパー類との相性がよく、クイックルワイパーに取り付ける不織布に染み込ませるか、床に直接スプレー塗布して塗り広げると便利です。注意点は、液浮きがなくなるまで、まんべんなく拭き上げないといけません。液浮きがあると硬化が遅く、ぬるぬる状態が続くので滑りやすくなります。
Q.木材に使用できますか?
A.使用できます。抗菌・抗ウイルス性能以外に、ワックスを塗ったように、撥水や防汚効果も出ます。ただ、アクリルやウレタンなどでトップコートしていない木材の場合は少し染み込みますので、除去しずらくなることと、染み込んだ際、濡れたように趣が変わる場合がありますので、端部で問題ないか確認してご使用下さい。
Q.その他、注意すべき点はありますか?
A.アクリルやウレタンなどでトップコートしていないコンクリートや木材、繊維など染み込む材質の場合、すべてを除去することができずシリコーン成分が残ります。従って、シリコーン・コーティングしたときと同じような状態になりますので、その上から何かを接着や粘着させたり、ペイントすることができなくなる恐れがありますのでご注意下さい。
Q.マスクに使えますか?
A.マスクには使えません。マスクには銀ナノ分散中性次亜塩素酸水をご使用下さい。
Q.フェイスガードやアクリル仕切り板に使えますか?
A.薄いくもりが生じることがありますので、よく塗り広げ、拭き上げていただければ使用できます。ただ、アクリル樹脂はアルコールには弱いので、数十回も塗布していると、アクリル表面に小さなクラックが発生する場合がありますので、ご理解いただいたうえでご使用下さい。
Q.メガネに使えますか?
A.アンモニウム塩化合物を含有しておりますので、眼や粘膜に近い位置や接触する可能性のあるものへの使用はお勧めしておりません。
Q.バッグやランドセル、リュックに使用できますか?
A.アルコールによって影響を受けない材質で本革でなければほとんどのバッグ類で使用できます。本液を塗布後、液浮きがないようによく拭き上げ、硬化させてからご使用下さい。
Q.鉛筆など文房具、事務用品に使用できますか?
A.口や眼や粘膜に触れるもの、皮膚に長時間接触するものでなければ使用できます。液浮きがないようによく拭き上げて、硬化させてからご使用下さい。
Q.コンクリート・漆喰に使えますか?
A.使用できますが、シリコーン成分を含有しておりますので、染み込むような素材では、シリコーン成分が染み込んだ部分が濡れたような濃い色になりますので、ご注意下さい。
Q.使えない材質はありますか?
A.手指消毒用ではありません。人やペットなどの生き物には使用しないで下さい。また、本革に使用すると、表面が白く濁ることがありますのでお勧めできません。衣服などに使用すると、シリコーン成分が染み込み濡れた感じのシミのようになることがありますのでお勧めできません。本液は、ほとんどの材質に使用できますが、中には濡れた感じのシミのようになる場合がございますので、問題ないか、目立たない端の一部で確認してからお使いいただくことをお勧めいたします。また、本液は絶縁液なので、電気接点には塗らないで下さい。
Q.どこに塗布すると効果がありますか?
A.本液は、3大感染源と言われる、空気感染、飛沫感染、接触感染のうち、接触感染リスクを大幅に減らす目的で開発しておりますので、手で触れる場所やエリア、例えば、ドアノブ、手すり、イス、デスク、スマホ、リモコン、マウス、PC、家電、エレベータなどのスイッチなどにコートして頂くと効果的です。また、床にコートしておくと、飛沫や漂って来て、床のほこりに付着したウイルスが歩行によって舞い上がり吸い込んで感染するリスクも抑えられます。壁にコートしておくと、飛沫や漂って付着したウイルスの不活性化に効果があります。
Q.塗布した際、相手の材質に、接着、密着はするのでしょうか?
A.最終的には剥がれて塗り直すことを想定しており、接着させる成分は含んでおりませんので密着性になります。深部硬化すると、ほとんどの金属やガラスには密着性は良好です。染み込むような材質も密着性が高いでしょう。プラスチックの場合は、種類によって密着性があるものと、密着性が弱いものがあります。例えば、アクリル、ABS、PET、PBTなどへは比較的密着性が良く、PP、PE、ポリカなどへは密着性はあまり良くはありません。
Q.抗菌・抗ウイルス剤の特殊アンモニウム塩化合物の安全性は?
A.ほかの抗菌・防カビ・抗ウイルス剤に比べると、安全性は高めておりますが、やはり、菌類・カビ類・ウイルス類の不活性化を目標としておりますので、かなり安全性が高いとは言えません。コート層をペットが舐める、コート層に幼児の皮膚が接触しても直ちに何か影響があることはありませんが、コート層に長く接していると皮膚が赤くなったりかゆみが出ることもあり得ます。また、アンモニウム塩化合物を多量に誤飲すると致死量に達します。
Q.硬化後はガラス化するとのことですが、紙や布に塗って硬化させたあと、折り曲げるとパリンと割れるのでしょうか?
A.硬化後、1週間程度放置しているとガラス化するのですが、膜厚みが0.2μmと、フレキシブル(柔軟)性を有する非常に薄い膜なので、紙や布に塗って硬化させたあと、折り曲げてもパリンと割れることはありません。紙を折り目が入るほど折り曲げたりすると、コート層自体が持つ伸び力を超えてしまって目には見えませんがクラック(ひび割れ)がはいっていると思われます。
Q.抗菌・抗ウイルス以外の特長は?
A.コート層の硬度は鉛筆硬度で1-3Hを有しているので、多少なりとも耐擦傷性や耐衝撃性があります。シリコーン・コート剤なので、他には、撥水・撥油性能があり防汚性も向上し、貼り紙防止や落書き防止機能があります。
Q.抗菌・抗ウイルス層を取り除くことはできますか?
A.本コート剤は除去しやすいように接着成分は使っていません。そのため、相手側の界面とは密着しているだけの状態です。酸性、或いは、アルカリ性洗剤を用いて、ブラシや摩擦力の強いスポンジでゴシゴシ擦って洗浄してもらえれば容易に除去することができます。コンクリートや壁紙など、本液が染み込む材質の場合はすべてを取り除くことが難しくなります。
Q.加湿器に使えますか?
A.加湿器には使えません。
Q.自動噴霧器は使えますか?
A.噴霧するための装置として自動噴霧器は使えます。使用するときは、作業者の皮膚が露出しない作業着を着け、ゴーグルで眼を保護し、蒸気を吸い込まないようにできるマスクを着用し、人や動物などの生き物、食品などにかからないように注意しながら使用して下さい。
Q.空間・空中へ散布して消毒はできますか?
A.成分の大部分がアルコールなので、アルコールで消毒するという意味では空間・空中への消毒効果はあります。ただ、空間・空中にアルコールだけでなく、アンモニウム塩化合物とシリコーンを撒き散らすことになりますので、自動噴霧器の項目で説明した通り、人や生き物いない環境で作業すること、作業するための準備が必要なこと、その空間・空中・スペースで降りかかっては困る物の区別を行なわないといけないので、お勧めできません。
Q.調理器具・食器に使えますか?
A.調理器具や食器に微量付着しても直ちに健康への影響はありませんが、調理器具・食器・食品容器・食品などへの使用許可は認められておりませんので、使わないで下さい。
Q.保管は?
A.開封したままではアルコール成分が揮発しますので必ず密栓して下さい。直射日光や高温の状態で保管すると、アルコールの蒸気圧で容器が破裂する恐れがありますので、密栓したまま、冷暗所と呼ばれる、直射日光が当たらず、涼しく湿度が低く、小児や幼児の手の届かない場所に保管して下さい。
Q.使用期限は?
A.ご購入後、速やかにご使用願います。開封後、密栓しておけば一度に使い切る必要はありませんが、使用期限は、開封後、3ヶ月以内に設定しております。
Q.荷姿は?
A.基本的な荷姿として、16L金属缶、4L金属缶、1L金属缶、200mlスプレー容器をご用意しております。その他、販売本数は多くなりますがエアゾールなどもご用意できます。
Q.燃えるのでしょうか?
A.危険物です。高温になるとアルコールが発火しますし、引火性液体となります。保管時は涼しい所、使用時は火気厳禁になります。
Q.他の容器に詰め替えることができますか?
A.アルコール成分の揮発をなるべく少なくなるように、すばやく作業を行なうことで詰め替えることは可能です。
Q.霧吹きスプレー容器は使えますか?
A.通常、コート剤の場合、スプレー容器やエアゾール容器ではノズルが詰まることが多いのですが、本製品では、数回噴射した後、1ヶ月、2ヶ月放置しても噴射できましたので、霧吹きスプレーは問題なく使用できると思われます。
Q.指示薬はどういうものですか?
A.3500-抗ウイルスコート+の指示薬は低粘度の液体で、青紫色をしています。抗菌・抗ウイルス剤として四級アンモニウム塩化合物類を含んでいる抗菌・抗ウイルスコート剤に対して使用すると発色しますので、抗菌・抗ウイルス剤が効いているかどうか確認するために使います。指示薬を垂らして、抗菌・抗ウイルス効果が効いている場合は青白く発色します。
Q.指示薬の使用方法は?
A.指示薬を1滴たらすか、ティッシュなどに染み込ませて拭き上げます。3500-抗ウイルスコート+で効果が小さくなった場合は発色が弱くなりますし、剥がれて効果がなくなった場合は発色しませんので、塗り直しになります。
Q.指示薬が発色しない場合はどういう状況でしょうか?
A.抗菌・抗ウイルス剤を含んでいないコート剤、何も塗っていないエリア、コート表面の効果が弱いほかの抗ウイルスコート剤も発色しません。青白く発色しなかった場合は、①効果がなくなったか、②剥がれた状態か、③塗り忘れエリアなので塗り直しが必要になります。
Q.指示薬が発色したあとはどうしますか?
A.青白く発色した場合には、効果が残っているわけですが、青白くなったままでは宜しくないので、3500-抗ウイルスコート+をその上から再度、塗って拭き上げると発色が消えます。つまり、指示薬を使うと、発色するしないに関わらず、いずれの場合も、再度、3500-抗ウイルスコート+を再塗装することになります。

塗装時の注意事項

作業環境通気性の悪い環境下での使用は避けてください。
前 処 理素材表面の油分、水分、汚れは溶剤脱脂により十分に除去してください。
コ ー ト長時間放置すると目詰まり、塗りムラの原因となります。コート作業は速やかに行ってください。
乾  燥乾燥時に有機ガスが発生しますので換気、排気を十分に行ってください。
保  管冷暗所に保存してください。
本品は空気中の水分と反応する性質がありますので、ご使用後は密栓してください。
廃  棄本品の使用残や廃液の処理はSDS(安全データシート)に従ってください。
取扱注意可燃性の有機溶剤を使用しているため火気のある所では使用しないで下さい。
皮膚や粘膜、特に眼などに刺激性があるため接触しないよう十分注意してください。
接触した場合は多量の水で洗浄してください。
そ の 他詳細な内容については、製品のSDSをご参照下さい。



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